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MR. GORDON KAYE

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昨日はイブ、そして今日はクリスマスですね。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回は先週の金曜日を以って52年にも亘る輝かしいキャリアに終止符を打ち引退した、“TAYLOR & LODGE(テイラー&ロッヂ)”前社長 ゴードン・ケイ氏について書かせていただきます。
ゴードン・ケイ氏は16歳の若さで服地製造業界に身を投じ、今はもう存在しない当時の有名ミル“LEAROYD(リーロイド)”などを経て、“テイラー&ロッヂ”の社長に就任。以来、英国を代表する名門ミルの運営に力を注いできました。
誰もが認める氏の魅力はその人柄。
人懐っこくフレンドリーな性格でありながら、機知に富みビジネスマンとしても優秀で、ハダスフィールドで最も人望のあつい人物の一人として英国服地業界を代表する人物でした。
私がこの業界に入り初めて氏にお会いした時には「私がこの業界に入って初めて会った日本人はあなたのお祖父さんで、彼には色々なことを教えてもらった。また、あなたのお父さんも学生の頃から知っている。あなたの一族には親近感を持っているよ。」との言葉をいただき、嬉しかったことを覚えています。
あれから約8年。
氏を惜しむ声は世界中の業界関係者から聞こえてきましたが、先月68歳の誕生日を迎え、遅ればせながらの静かな生活を望む氏を止めることは誰にもできません。
ゴードン・ケイ氏の今までの功労を称えますとともに、第二の人生を末永く楽しまれますことを願っております。
(氏のアップの写真が無くて申し訳ありませんが、右上写真は以前に工場見学をさせていただいた時のものです)