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ERMENEGILDO ZEGNA(AGNONA) ②

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“エルメネジルド・ゼニア”訪問の続編です。
本社社屋と工場は敷地内ですべて繋がっているのですが、その社屋の側面にあり前回ご紹介した庭園に面した部分には、恐らく以前はダイニングルームとして使われていたであろう(そして、近年は講堂として使われることもある)、美しい壁画に囲まれた部屋があります(左上写真)。
ちなみに、この壁画には産業革命以前の服地製造工程が描かれており、工程順に飾られているそうです。
この部屋に入ると目を惹かれるのは、壁面にそって陳列された原毛の数々。
刈り込まれたばかりの状態のメリノウール(右上写真)や、梱包されたままのカシミア(左下写真)など、スーツ地に使用される獣毛の様々な段階のものを見る事ができます。
私もこういう仕事をしていますが、色々な原毛を見比べられる機会はあまりないので、大変興味深く見学しました(勿論、実際に触れることもできます)。
右下写真にあるのは、最高品質の賞を受賞したウールやモヘアなどの原毛です。
-続く-