記事一覧

VITALE BARBERIS CANONICO S130'S "REVENGE"

アップロードファイル 235-1.jpgアップロードファイル 235-2.jpg

ここ毎シーズン“BRITANNIC COLLECTION”に収録されている、イタリアを代表する実力派ミル“ヴィターレ・バルベリス・カノニコ(以下カノニコ)”の服地が大変ご好評をいただいておりますが、今季の“PREMIUM SUITINGS(W814)”には新登場のクオリティーが収録されています。
同社では“リヴェンジ”のネームで呼ばれているこのスーツ地は、平均直径16.8ミクロンの上質なウール(S130'S)から紡いだ104番手のヤーンを、経緯とも双糸に使い織り上げらています。
ソフトで滑らかな肌ざわりを実現しながら、ハリとコシに富んだボディーにより仕立て映えも素晴らしく、「“カノニコ”を代表する名作」との世界中のマーケットでの評価にも納得できます。
美しい光沢を放ち、ノーブルな表情を持つこの服地を目の前にすると、思わず気後れしそうになりますが、“カノニコ”の高い技術でしっかりと織り上げられ、デイリーユースにも耐えうる高いパフォーマンスが与えられている為、ビジネスシーンで大活躍してくれます。
“カノニコ”が有名な“E・Z社”の服地を多く委託生産していることは周知の事実ですが、自社ブランドの服地の数々はハイクオリティーでありながらプライスバリューの高さも素晴らしく、特にこの“リヴェンジ”はワンランク上の装いを求める方にお勧めしたい服地です。
右上写真は同社のショールーム&オフィスのものですが、美しくモダンなインテリアは、同社の服地の世界観を反映していると思います。
そういえば、“カノニコ”の本社には数台の最新型“BMW 5シリーズ”(黒塗り)がカンパニーカーとして配置されており、会社訪問時には専属ドライバーの運転で送迎してくれるのですが、先月の訪問の際に乗せていただいた時に「この車の洗練されたデザインと隅々に亘るクオリティーの高さは、“リヴェンジ”に通じるものがあるな...」とふと感じました。
私は、よく物事を車に例えてしまうのが癖のようです。