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S/S 2009 NEW COLLECTION

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お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、弊社HPの“ニューコレクション”ページがリニューアルされ、トップページのフォトイメージも春夏バージョンへと変わりました。
昨年はもう少し早いアップで、今年は私の海外出張が前倒しになったこともあって遅れてしまい申し訳ありませんでしたが、これでいよいよ2009年の春夏シーズンが本格的に始動します。
新しいコレクションのバンチの多くは、既にデリバリーが完了しています。
左上写真は4冊の全てが出揃った“ハリソンズ オブ エジンバラ”の新コレクション。
右上写真は4冊のうち3冊のデリバリーが終了している、弊社オリジナル“ブリタニック・コレクション”です。(各コレクションの詳細はNEW COLLECTIONから)
今季も多くの魅力的なクオリティー、色柄が登場していますが、“ハリソンズ”で一番の注目はやはりサマージャケット地の新作“SUNBEAM(サンビーム=左下写真)”。シルク特有の美しい光沢に恵まれたこの服地は22色柄で展開され、陽光の眩しい季節を鮮やかに演出します。
また、様々なブランドの高品質服地が編集された“ブリタニック・コレクション”は、今回も「宝箱」のような充実ぶりですが、近年の一番人気はやはり“カノニコ”の“ウール&キッドモヘアツイル(右下写真)”で、そのシャイニーでエレガントな雰囲気が高く評価されています。
このクオリティーには多くの新色柄が登場しており、2着目のご購入をお考えのお客様にもお喜びいただけることと思います。
魅力的な新作服地の数々は、バンチの服地に実際に触れながらその質感をお楽しみ下さい。

###お取引先様へのお知らせとお願い###
バンチの冊数には限りがある為、各お取引先様の前年のお取引状況に応じて新バンチをご用意させていただいております。
ご希望に添えない場合もありますが、何卒ご理解をお願いいたします。

TWIST

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先週の金曜日に無事帰国し、今日から出社しています。
相変わらずデスクの上には仕事が山積みで、少し途方に暮れながらもなんとか手を付け始めているところです。
さて、出張先での話題はこれから少しずつ書かせていただきたいと思いますが、今回は上の写真の雑誌についてのトピックです。
写真の雑誌“TWIST(ツイスト)”は一見ファッション誌の様ですが、実は1909年以来の長い歴史を持つ英国のアパレル業界誌です。
一昨年までは“WOOL RECORD(ウールレコード)”という名称で発行されていて、その名の通り“TOP(トップ=ウール原料)”や“YARN(ヤーン=糸)”に特化した、業界のかなり川上向けの月刊誌だったのですが、昨年リニューアルされた際に名称と共に内容も大きく変わり、総合的なアパレル業界誌へと変貌を遂げました。
最近は海外へも販路を拡大しようとしているようで、弊社にもフリートライアル(無料お試し版)が送られてきています。
ところで、私が今日着いたばかりのこの雑誌を手に取った際に気を惹かれたのは、やはり表紙のダニエル・クレイグが扮する“007”ジェームス・ボンド。
「何の記事だろう?」と思ってページをめくると、“007”シリーズ最新作の“慰めの報酬”でジェームス・ボンドが着用したディナースーツ(タキシード)についての話題でした。
ご存知の方も多いと思いますが、今作のジェームス・ボンドが着用しているスーツは近年の“ブリオーニ”製ではなく、アメリカの新進デザイナー トム・フォードが製作したものですが、毎回お約束のディナースーツについては、英国の名門ミル“テイラー&ロッヂ”の服地が採用されていたそうです。
右写真のページでは詳細の説明があり、ページの左の写真にあるのが実際の服地で、クオリティーは300グラムのウェイトのモヘア&カシミア素材です。
この映画の撮影の為に20着のディナースーツが製作されたそうで、そのスケールの大きさには驚かされますが、作品全体ではなんと350着(!)がジェームス・ボンドの為に用意されたそうです。
ちなみにページの右上写真は、私もよく知っている“テイラー&ロッヂ”の現セールスディレクター ロバート・マックイラン氏で、同氏のインタビューも掲載されています。
残念ながら弊社ではこの服地と同じクオリティーのお取り扱いはございませんが、秋冬シーズンの“ブリタニック・コレクション”には“テイラー&ロッヂ”の看板クオリティー“ノーブル・スパン(SUPER120'S & CASHMERE)”が編集されています。
次の秋冬シーズンには、ジェームス・ボンドも選んだ英国の名門ミルの高品質服地で一着いかがですか?

NARITA AIRPORT

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今からパリ経由でミラノに向かいます。
今回は18日間となる海外出張で、展示会や仕入先各社を訪問予定です。
機会がありましたら現地からUPさせていただきたいと思います。
行ってきます!

S/S 2009 COLLECTION

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今日から2日間、弊社では業者様向けの“S/S 2009 COLLECTION展示会”が行なわれているのですが、本日は来日中のジェームス・ダンスフォード氏が会場で直接“ハリソンズ”の新作の数々をご紹介しています。
左写真は今朝、弊社のスタッフに各コレクションの特徴などを説明しているところ。
右写真は今季登場した“ハリソンズ”の4冊のバンチなのですが、うち1冊は全く新しいサマージャケット地となっています。
各コレクションのご紹介はまた改めてさせていただきますが、今季も非常に充実した内容となっていますので、是非お楽しみにお待ち下さい!

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バンチはまだお送りする準備が整っていない為、お手元にお届けするまでもうしばらくお時間を頂戴いたします。ご容赦下さい。
バンチの冊数には限りがある為、各お取引先様の前年のお取引状況に応じて新バンチをご用意させていただいております。
ご希望に添えない場合もありますが、何卒ご理解をお願いいたします。

JUST ARRIVED

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先日お知らせしましたように、英国最大のファミリーマーチャント“リア ブラウン&ダンスフォード”の4代目、ジェームス・ダンスフォード氏が本日来日しました。
写真は東京での常宿“山の上ホテル”に到着した時のものです。
しかしながら、大きなスーツケースを同ホテルに預けるとそのまま大阪へ移動。。。 これから2泊は大阪なのです。
いつもながらのハードスケジュールですが、火曜の夜には東京に戻ります。

A GUIDE TO WEAVES AND DESIGNS

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“織りとデザインのガイド”と書かれたこの小冊子(左上)は、恐らく3,40年前に編纂されたもので、“GEORGE HARRISON(ジョージ・ハリソン/現在のハリソンズ オブ エジンバラ)”によって発行されました。
当時のシンボルマークは現在の「H」マークではなく、「あざみ」のマークが用いられていました。
その頃、弊社では同社の服地を多く扱っており、現社長(私の父)の披露宴には、オーナー社長だったブキャナン氏がスコットランド伝統のキルト(スカート)を穿いて出席して下さったそうです。
その後時が流れ、同社が新オーナー家(英国最大のファミリーマーチャント、“リア ブラウン&ダンスフォード”のダンスフォード家)の元で再スタートした際(ちょうど10年前)、弊社がパートナーに選ばれ、お陰様で現在日本でも多くのテーラー、オーダーショップ様でお取り扱いいただいていることは周知の通りですが、“リア ブラウン&ダンスフォード”の4代目社長ジェームス・ダンスフォード氏が、5年前の私の披露宴の為にわざわざ来日してくれたことを考えると、私はこのブランドに不思議な縁を感じます。
ちなみにジェームス氏は、今週の日曜日から1週間来日予定となっており、今回も多くのお取引先にお伺いしたいと思っております。
さて、前置きが長くなりましたが、この本は右上写真の“ヘリンボーン(杉綾)”、左下写真の“ドッグトゥース(千鳥)”などの織柄や、数々のデザイン柄(ストライプ等)が47ページに亘って紹介されているのですが、右下写真の“レガッタストライプ”の様な我々でも日頃あまり目にしないデザインなどもあり、見ているだけでも楽しめます。知っていても呼び方が分からなかった柄や、見たことのないデザインなどもあるので、教材としても重宝しそうです。
服地の世界はとても奥が深く、私は今も勉強の日々です。

COUNTRY TWEED

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秋冬シーズンは終わり間近、春夏シーズンの立ち上がりまであと少しといったこれ位の時期になると、本格的なカントリーツイードに関するお問い合わせが増えてきます。
洋服好きな方はもっと早く(夏の終わり位)からオーダーされるようですが、一般のビジネスマンの方は一年で最も寒いこの時期の方がリアリティーがあるようで、雑誌の記事などをみてオーダーに行かれることが多いようです。
弊社でも、来月発売予定の某ファッション誌様にハリスツイードに関する資料提供などをさせていただいていますが、分かっていたつもりでいても不確かな事柄などがでてきた時には勿論メーカーに問い合わせるようにしており、これがいい勉強になります。
スコットランドやアイルランドを原産とするカントリーツイードの数々は、その素朴な風合いや長期間着る事によって生まれる「アジ」が世界中で愛され続けていますが、その背景にある文化や習慣などを知ると、また違った魅力が見えてきます。
さて、1947年創業のカントリー服地専門マーチャント“ポーター&ハーディング”は、オーセンティックでクオリティーの高いカントリーツイードの数々に定評があり、トレードマークの水色のバンチはサヴィル・ロウのほぼ全ての老舗テーラーで使用されています。(“ポーター&ハーディング”のコレクション詳細はこちらから)
今シーズン発表されたばかりの“ハリス・ツイード(左写真)”は、日本でも既に多くのテーラー様からご好評をいただいており、主力クオリティーの一つである“ソーンプルーフ(右写真)”と共に多くのオーダーをいただいています。
詳細は上記ページでご覧いただきたいのですが、本物のカントリーツイードには、触れるだけで語りかけてくるストーリーがあります。
まだ着られたことのない方は、是非一着お試し下さい。

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VITALE BARBERIS CANONICO (M901)

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新年早々ですが、S/S2008シーズンの新コレクションの中から、先行して出来上がってきたバンチのご紹介させていただきます。
弊社が独自にセレクトした欧州一流メーカーの服地の数々が収録され(一部国産を含む)、毎シーズンご好評をいただいている“BRITANNIC COLLECTION”は、今季スーツ系2冊、ジャケット系(ミックス)2冊の計4冊で展開させていただくのですが、その中でも人気の高い“VITALE BARBERIS CANONICO”バンチが完成しました(左上写真)。
“スーパー120'Sウール”、“ウール&キッドモヘア”、“ウール&キッドモヘアツイル”の3クオリティーで構成されたこのコレクションには今季も多くの新柄が追加され、95色柄(!)という充実の内容を誇っています。
私の個人的な色柄のお勧めは、コレクションのトップにあるソフトな色調のカラード&オルタネートストライプ(スーパー120'Sウール/右上写真)と、若いビジネスマンを中心に大好評をいただいている“ウール&キッドモヘアツイル”に新たに加わった、5色のマイクロヘリンボーン(左下写真)。
春夏服地に多く使用される“モヘア”を、ウールに混紡して“綾織”で織り上げたこの“ウール&キッドモヘアツイル”。(春夏服地の殆どは“平織”です)
元来美しい光沢とハリに定評のある“モヘア”は、この織り方によって一層美しい光沢を放ち、我々が普段目にするどんな服地とも違う独特の表情を生み出すのですが、ヘリンボーン(杉綾)柄はこのクオリティーと非常に相性がよく、光沢に陰影がつく為エレガントな雰囲気が際立ちます。
右下写真は従来の幅のヘリンボーンで、人気色のグレージュ(グレー&ベージュ)。
写真だと実際よりグレーが強く見えてしまいますが、その素晴らしい光沢はお分かりいただけると思います。
原反が一部未入荷の為、バンチのデリバリーはもう少し先になりますが、ご用意ができた折にはぜひ実際に触れてご覧下さい。

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THE HYDE PARK COLLECTION -Ⅳ-

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本年も残すところ僅かとなってきましたが、毎年この時期になると「寒くなってきたし、暖かいジャケットが欲しいな」と思われるお客様が多いようで、ジャケット地のご注文が増えてきます。
ハリス・ツイードのような嗜好性の高い服地もいいですが、ファインウール系のジャケット地はやはり汎用性の高さが魅力で、オン・オフの両シーンで活躍します。
そんな中で、以前からこの雑記帳でも何度か紹介させていただいている“エドウィン・ウッドハウス”の“ザ・ハイドパーク・コレクション-Ⅳ-”に収録されているカシミア混ウールのジャケット地は、クオリティーとデザイン性の高さに定評があるロングセラーで、今年も多くのご注文をいただいております。
新登場のソフトな色調のオーバーペン地(左下写真)がご好評いただいていますが、定番のヘリンボーン地(右下写真)の人気も根強く特にダークネイビーはコーディネイトがしやすいこともあり一番人気です。
着心地と仕立て映えにも優れたこの服地は、リピーターが多いのも特徴の一つ。
これからウインタージャケットを作られるご予定の方は、是非豊富な色柄の中からお好みのデザインをお探し下さい。

SCHOFIELD & SMITH "CLASSIC SUITNG"

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1904年に英国服地の聖地ハダスフィールドで創業された名門メーカー“スコフィールド&スミス”が昨年リリースした、3つの秋冬物コレクションがご好評をいただいております。(“スコフィールド&スミス”についてはこちらから)
その中でも、目の肥えた洋服好きの皆様から特に高い評価をいただいているのが、古き良き時代の英国の香りがするヴィンテージテイストのコレクション、“CLASSIC SUITING(クラシック・スーティング/左写真)”。
350グラムのしっかりとしたボディーのこの服地は、英国の「クラシック(正統的)」な色柄をほぼ網羅して展開されていますが、近年あまりみない手の込んだストライプ柄なども含まれ、見ているだけでも楽しくなってしまいます。
私が一番気になった“(47)1110”は、一見するとピンヘッドに似たルックスですが、グレー、ネイビー、ブラックの色糸を用いた複雑な色出しがされており、その奥深いカラーデザインに味があります(右写真)。
ちなみに、写真ではかなり明るく見えますが、実際はネイビーの方が強くもう少しダークな印象です。
やはり、服地は実物をご覧いただくのが一番ですので、是非バンチで実際に触れながらお気に入りの色柄をお探し下さい。
(“スコフィールド&スミス”のコレクションは、主にビスポークテーラー様向けの限定展開となっております)

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