記事一覧

SAVILE ROW ⑤ HENRY POOLE

アップロードファイル 256-1.jpgアップロードファイル 256-2.jpg

2件の老舗テーラー訪問を終えた後、サヴィル・ロウを少し散歩しました。
何度かお邪魔しているもう一つのビッグネーム、“ヘンリー・プール(左写真)”には今回は伺いませんでしたが、ショーウィンドー見学を楽しんできました。
こちらでも以前に書かせていただいたように、“ヘンリー・プール”では自動車関連のディスプレーをよく見かけるのですが、今回は今年の“グッドウッド・リバイバル(#1)”告知を兼ねたディスプレーがされていました(右写真)。
社長のアンガス・カンディー氏、後継者のサイモン・カンディー氏共にお話したことがあるのですが、恐らくどちらか(もしくはお二人共)が車好きだと思われるので、是非今度お会いした時にお聞きしてみたいと思います。
ちなみに、私は“グッドウッド・リバイバル”を見に行ったことがないのですが、来年の開催日をチェックしたところ、ちょうど私の9月の英国滞在と重なりそうなことを発見!
クラシックカー好きには夢のようなこのイベント、スケジュールの調整ができればぜひ訪れてみたいと思います。
余談ですが、10番地の老舗テーラー“ディッジ&スキナー”(1865年創業)の会長で、サヴィル・ロウの重鎮であるマイケル・スキナー氏と今年お会いする機会があったのですが、私の愛車の兄弟車である“MGC"に以前乗られていたことが分かり、車談義で大変盛り上がりました。
私はゴルフはしないのですが、英国にはクラシックカー好きが多いので、車趣味もよく話の種になります。
(#1) グッドウッド・リバイバル
“グッドウッド・リバイバル”とは、“フェスティバル・オブ・スピード”で有名なチャールズ・マーチ卿の主催するもうひとつのイベント。伝説的サーキット場“グッドウッド”及びその一帯を現在も所有するオーナー自らの主催でありながら、両イベント共にその規模は凄まじく(特に“フェスティバル・オブ・スピード”には3日間で10万人以上が訪れます!)、成熟した自動車文化を持つ英国の底力を見せてくれます。
“グッドウッド・リバイバル”ではただ貴重なクラシックカーを走らせるだけでなく、戦前から60年代のレースの雰囲気を再現するというのが大きな特徴で、主催者、レーサーはもちろん、店員、ウェイター、交通警官、報道陣までもが古い衣装を着たり、レトロな雰囲気の出店が軒を連ねたりと、細部まで徹底的にこだわった、非常に英国らしいイベントです。