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LEAR BROWNE & DUNSFORD

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昨晩ドイツからベルギー経由の便で英国に入りました。
明日までの2日間、1895年創業の名門マーチャント“リア ブラウン&ダンスフォード”を訪問中です。
同社が本拠地とする街エクセターは、イングランドの南西部に位置しており、昨晩は車で一時間程の距離にある港町ブリストルの空港に到着した為、4代目のジェームス・ダンスフード氏に迎えにきていただきました。
同社の社屋は5年ほど前にエクセターの郊外に建てられた新しいもので、広大なスペースに多くの高級服地が保管されています。
ご存知の方も多いと思いますが、“リア ブラウン&ダンスフォード”は同じく英国マーチャントブランドである“ハリソンズ オブ エジンバラ”と“ポーター&ハーディング”を傘下に入れており、この2つのブランドの魅力的な服地の数々もこちらでカットされ世界中に発送されています。
上の2枚の写真はウェアハウス(倉庫)の様子。
今日も世界中から多くのオーダーが入り、裁断後パッキングされていましたが、イタリアから大きなオーダーが入ったそうでスタッフは皆さん忙しそうでした。
左下写真はミーティングルームでの打ち合わせの時の模様ですが、設置されているソファーはハリソンズの“ファイン・クラシックス”に収録されている服地を使って作られた特注品だそうです。
英国最大の同族経営マーチャントとして躍進を続ける“リア ブラウン&ダンスフォード”は、新しい社屋に移った後もそのクオリティーが高くバラエティー豊かなコレクションの数々をさらに充実させていますが、社内のあちこちに飾られた旧社屋の写真(右下写真)などを見ていると、それがたゆまない努力に裏打ちされた長い歴史の上に成り立っていることを再認識させられます。
さて、明日の午後にはロンドンに移動し、金曜日はジェームス氏と共に日本のお取引先様 のアテンドでサヴィル・ロウの2件の老舗テーラーを訪問する予定です。
今回の旅もいよいよ後半へと入りました。