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MY MEMORIES OF 2006② GIRO DI KARUIZAWA -Ⅱ-

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今朝は、出勤時の電車も空いていました。
昨日が仕事納めの会社も多かったようですね。
弊社は、今日で本年の営業を終了させていただきます。
一年間のご愛顧、誠にありがとうございました。
さて、“第5回 ジーロ・デ・軽井沢”の続編をお送りいたします。
初日の夜は、全出場者(約200人)とゲストを交えた300人近い人数で盛大なパーティーが行われました(左上写真)。
ここで、私にとってこの1年間で最大のサプライズともいえる嬉しい出来事がありました。
それは、直木賞作家 藤田宜永さんとの出会いです(右上写真・右の方)。
私はもともと本が好きで、今も海外出張の際は10冊近い本を持って行き移動中はずっと読み続けているのですが、藤田さんの書かれた本の数々は皆私の大のお気に入りで、出版されている本のほぼ全てを読ませていただいています。
氏は早稲田大学を中退された後に渡仏、パリに数年在住し、エールフランスに勤務されていた頃に執筆活動を始められたという、異色の経歴をお持ちの方です。
2001年に“愛の領分”で直木賞を受賞されました。
奥様は同じく直木賞作家の小池真理子さんで、ご夫婦で一年の大半を軽井沢の山荘で過ごされている事でも知られています。
近年の著書は大人の恋愛を描いたものなども多くなり、その作風もかなり広がってきましたが、初期の作品はパリを舞台にしたロマンティック冒険大作(主人公は皆日本人青年です)などが多く、私はその全てが大好きなのです。
そんな氏と、音楽関連など様々な事業を手がける私の弟(三男)がひょんなことからお知り合いになったと聞いたのが約2年前。「紹介してくれ~~」と弟に頼んでもなかなか機会が無く実現しなかったのですが、“ジーロ・デ・軽井沢”のパーティーの表彰式(初日の区間分)で、毎回プレゼンテーターとしてご夫婦で招待されていることを知りました。
そこで、弟に頼んで私が出場する事を藤田さんに電話して伝えてもらったのですが、当日パーティーの前に主催者の方から呼ばれ「先生から連絡があり、“今回知り合いが参加するので宜しく”との事だったので、パーティーでは来賓席の先生の横の席にさせていただきました」との事。
パーティーでお会いして、一言二言お話できれば大ラッキー! と思っていたので、そんな凄いサプライズをお聞きしてひっくり返りそうになってしまいました。
初日の競技が終わり、パーティー会場のバンケットルームに向かう時は正直緊張していたのですが、先に着席されてた藤田さんにご挨拶すると「やっぱり弟さんと雰囲気似てるね~。入ってきた瞬間に分かったよ。」とのフランクなお言葉。
すぐに緊張も解け、パーティー終了までの2時間いろいろとお話をする事ができました。私の弟(次男)のお隣には、軽井沢観光協会の会長さんや、地元有力企業の社長さんなどもいらっしゃり、普段お会いする機会のなかなか無い方々とも、お話する事ができました。(奥様は今回お仕事で、残念ながら出席されていませんでした。)
藤田さんとの夢のような時間はますます盛り上がり、「なかなか無い機会だから、もう一軒行こうよ!」とのありがたいお誘い受け、万平ホテルに嫁と共に宿泊していた弟を残し(私と家族は家の方に泊まりました)、軽井沢駅近くの藤田さん行きつけのパブで午前2時位までご一緒させていただきました。
藤田さんの書かれた“転々”が、オダギリジョーさんと三浦友和さん出演で映画化されるお話や(2007年夏公開予定)、同じく松雪泰子さんと寺島進さん出演で“子宮の記憶”が映画化され撮影が進んでいるというお話(2007年1月公開予定)などのスケールの大きいお話や、出版業界事情など、普通なかなか聞くことの出来ないお話をご本人から直接お聞きすることができました。
当日は朝早い集合で、しかも山道を40年前の車で200キロ以上走った後だったのでかなり疲れていた筈なのですが、全く疲れを感じる事も無く愉しい時間を過す事ができました。久しぶりの本当に嬉しいサプライズでした。(後日談ですが、夏に中軽井沢で毎年恒例の花火大会があった日に、ジーロ・デ・軽井沢主催者のご夫妻のご自宅での“花火を見る会”にお招きいただき、藤田さんに再会すると共に、奥様の小池真理子さんにも初めてお会いすることができました。本当に綺麗な方でしたよ!この時も色々なお話を聞かせていただきました。)
さて、長くなってしまって大変恐縮ですが、本題に戻らせていただきます。
2日目はホテルをスタートした時は少し雨が降っていましたが、その後は日も出てきて、蓼科方面のコースの美しい風景を堪能することができました。
左下写真は、帰路で“軽井沢メルシャン美術館”を通過時のもの。
旧軽井沢に入ると、なんと我がボロ家の前の道がコースに設定されていた為、急遽家に寄ってハードトップ(屋根)を外し、最後の約1.5キロだけですがオープンにすることができました。
右下写真は、万平ホテル入り口の路上で各車最終ゴールへの時間調整をしているところです。
2日目は、昼で全競技が終了。
ランチパーティーで2日間の総合成績が発表されました。(今回、集計ミスがあった為後日訂正があったのですが、私達は102台中16位!!初出場にしては上出来!と自画自賛してしまいました。)
そんな訳で、私にとっては初めての運動会&文化祭状態だった“第5回 ジーロ・デ・軽井沢”は、心地よい疲れと、忘れられない楽しい思い出を残して幕を閉じました。
その後、2006年下半期はこのようなビッグイベントには恵まれていないのですが、来年5月の“第6回”はもちろん出場したいと思っています(資金的にはかなり危機的な状況なのですが。。。)。
私事で恐縮ですが、このような愉しみがあると仕事のモチベーションも高まります。“スーツ”と“車”に共通するのは、“男のロマン”。来年も“男のロマン”を追い求めて行きたいと思います。
繰り返しになりますが、この一年間どうもありがとうございました。
来年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
皆様、よい年をお迎え下さい!!