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LONDON① SAVILE ROW -Ⅰ-

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海外出張シリーズに戻らせていただきます。
今回からは、ロンドンで見つけたトピックスをお届けいたします。
毎回、ロンドンに着くとまず足を向ける場所の一つが、スーツの聖地 サヴィル・ロウです。
一番地を本拠とする“GIEVES & HAWKES”は、サヴィル・ロウを代表する老舗テーラーの一つでありながら、ビスポークスーツのみに頼らない斬新なビジネス手法と、高いファッション性でそのフィールドを拡げ、世界中の高級紳士服市場でその名を轟かせています。
現在は、ブランドビジネスから転進した、才気溢れるマネージング・ディレクターであるマーク・ヘンダーソン氏が指揮を執り、ますますアクティブな姿勢を見せています。
そんな“GIEVES & HAWKES”の今季のテーマは、“FATHER & SON”。
その名のとおり、父と子が共に愉しめる着こなしの提案がされています。
若い層からの人気が高い新進気鋭のテーラーも一部いますが、全体で見れば今でも昔からの上客に頼っており、もっと若い顧客を発掘して行きたいサヴィル・ロウの老舗テーラー達。
既存顧客のJr.達の取り込みは今後の重要課題と言え、個人的には非常にタイムリーでよい打ち出しだと思いました。
日本でも同様の問題が起きていますので、是非参考にさせて頂きたいものです。