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AUSTIN HEALEY 3000

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表題は1960年代の英国の名車“AUSTIN HEALEY 3000”ですが、今回はこの車の持ち主と、その自宅についても書かせていただきたいと思います。
この写真は一昨年の9月の出張の際、エドウィン・ウッドハウスの前共同経営者(3代目)の一人、デヴィッド・ゴント氏の自宅に招かれた時のものです。
デヴィッド・ゴント氏は先日来日したジョン・ゴント氏の父親で、数年前に引退してからは、ヨークシャー随一と言われる美しく豊かな町、ハロゲート近郊の村にある邸宅で、夫人と共に悠々自適の引退生活を満喫しています。
この時は氏が購入したばかりの美しいヒストリックーを拝見し、敷地内(門から自宅まで300m程あるのです!)を運転させてもらいました。
左の写真でステアリングを握っているのが、4代目のジョン・ゴント氏で、右の写真が私です。
庶民にも手の届くスポーツカーとして開発された私のMGBと違い、この“AUSTIN HEALEY 3000”は3リッターエンジンを美しいデザインの広大なボディーに搭載した、「リトル・アストンマーチン」と呼びたくなるようなパワフルでエレガントなオープンスポーツです。
ファーストギアがノンシンクロの為、発進の時には慣れが必要ですが、一度走り出すと心地よいエグゾーストノートと共に、トルクフルで快適なドライブを味あわせてくれます。
番地の代わりに“THE MOSS”というハウス名(英国では、一般的にビルや大きな邸宅のみに与えられる)を住所に持つデヴィッド・ゴント氏の自宅は、広大な敷地内に本邸の他、小川や農場を有しています(左写真の奥に見えているのは、納屋や作業小屋です)。
私が10歳の時に初めて渡英し約1週間ホームステーしたのがこの家で、以来学生時代も何度も招いていただき、私にとっては英国での故郷のような大切な場所なのです。
今月末に行われるジョン・ゴント氏の結婚式では、挙式後のレセプションもこの自宅の庭で行われる予定で、150名規模の大きなパーティーになるそうです。
挙式から参加者もモーニング着用という、かなりフォーマルなウェディングの為、私も今慌ててモーニングのお直しをしてもらっています(3年で3センチ太ってしまいました...)。