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PREMIERE VISION & MILANO UNICA

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欧州のテキスタイル展示会の双璧を成すのが、パリの“プルミエール・ヴィジョン”とミラノの“ミラノ・ウニカ”です。
2月と9月の年2回、一週違いで開催される両展示会は、共に服地を中心に服飾資材までをカバーする5つの展示会の集合体として成り立っています。
先週、相次いで両展示会の9月展の案内が郵送されてきました(左上写真)。
“プルミエール・ヴィジョン(右上写真)”は、前払い(28ユーロ)か現地払い(45ユーロ)でチケットを買わないといけないのですが、“ミラノ・ウニカ(左下写真)”は登録バイヤーには別にスペシャルパスが郵送され、それを持っていれば無料で入場する事ができます。
“ミラノ・ウニカ”内の紳士服地展示会“イデア・ビエラ”には、普通のパスでは入場できず、このスペシャルパスが必要となります。
“プルミエール・ヴィジョン”の方が長い歴史を持ち、“ミラノ・ウニカ”の方が後発なのですが、以前はイタリアメーカーしか参加する事が出来なかった“イデア・ビエラ”が、数年前に“ミラノ・ウニカ”に統合されたのを機に英国などの名門メーカーにも門戸を開き、その評価が高まってきています。
日本の皆様に馴染みが深い英・伊の有名紳士服地メーカーが、“ミラノ・ウニカ”に続々とシフトしてきており、今後の重衣料業界では「婦人服地のプルミエール・ヴィジョン」、「紳士服地のミラノ・ウニカ」といった位置づけになるのではと囁かれています。
右下写真は、“イデア・ビエラ”の“エドウィン・ウッドハウス”ブースです。