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THE PERPETUAL COLLECTION -Ⅳ- & THE HYDE PARK COLLECTION -Ⅳ-

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大変お待たせいたしましたが、今季リニューアルされた“エドウィン・ウッドハウス”の4コレクションのうち、残りの“ザ・パーぺチュアル・コレクション-Ⅳ-(左写真左)”と“ザ・ハイドパーク・コレクション-Ⅳ-(左写真右)”のバンチのデリバリーがほぼ完了しました。(コレクションの詳細はこちらから)
諸事情によりバンチのデリバリーが大幅に遅れ、お待ちいただいていた方々には大変ご迷惑をお掛けいたしましたが、これで“エドウィン・ウッドハウス”のA/W2008コレクションが出揃いました。
ちょうど先週から東京もかなり寒くなってきましたので、今シーズンの一着をまだお決めでない方は、是非この新バンチをご覧いただければと思います。
尚、私の個人的なお勧めは、“ザ・パーぺチュアル・コレクション-Ⅳ-”ではヴィンテージ調のクラシックストライプ(1~4/右写真左)。
“ザ・ハイドパーク・コレクション-Ⅳ-”では、ソフトな色調のオーバーペン地(1~4/右写真右)が新鮮です。
クオリティーの高さには定評のある両クオリティーですが、今回のリニューアルで多くの魅力的な新色柄が追加され、選ぶ楽しみが益々広がりました。

THE CAMBRIDGE COLLECTION -Ⅳ- & DIGNITY -Ⅲ-

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こちらでも何度かご説明させていただきましたが、“エドウィン・ウッドハウス”は本年5月に英国の大手服地製造グループの傘下に入り、新体制下で新たなオペレーションが始まっております。
このオペレーションのスタートに伴って発生した諸問題により今シーズンのバンチ展開が大幅に遅れ、お待ちいただいているお客様には大変ご迷惑をお掛けしておりますが、リニューアルされた4コレクションのうち、“ザ・ケンブリッジ・コレクション-Ⅳ-(左写真左)”と“ディグニティー-Ⅲ-(左写真右)”のバンチのデリバリーがほぼ完了しました。(コレクションの詳細はこちらから)
“ザ・ケンブリッジ・コレクション-Ⅳ-”では、3シーズン服地として安定した人気を誇る“スーパー120'S TAS”と“スーパー120'S&カシミア"のフランネルを中心に多くの魅力的な新色柄が登場。
“ディグニティー-Ⅲ-”にも11色柄が追加され、特にストライプのバリエーションが充実しました。
私の個人的なお勧めは、“ザ・ケンブリッジ・コレクション-Ⅳ-”では「織柄+ストライプ」がダークトーンに落とし込まれたその雰囲気が絶妙かつ今新鮮な先頭の4色柄(1~4/右写真左)。
“ディグニティー-Ⅲ-”では、一見すると昨シーズンから人気の「ライトグレー&カラードストライプ」に見えながら、よく見るとストライプに強弱があり所々が節のように見える「変わりストライプ」の新デザインがお洒落だと思います(1~2/右写真右)。
写真だと分かりにくいと思いますので、是非バンチをお手に取って益々熟成したコレクションをご覧下さい!

MR. JONATHAN SPENCER

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“エドウィン・ウッドハウス”の新社長、ジョナサン・スペンサー氏が現在2度目の来日中です。
“エドウィン・ウッドハウス”が本年5月に英国の大手服地製造グループの傘下に入り、経営陣が一新されたことは度々お知らせしてきましたが、これに伴って発生した諸問題により今シーズン(A/W2008)のバンチ展開が大幅に遅れており、お待ちいただいているお客様には大変ご迷惑をお掛けしております。
今週より一部のバンチのデリバリーが始まっておりますが、全てが出揃うまでもう少しお時間をいただきたく、何卒宜しくお願い申し上げます。
さて、今朝のミーティングでは、来シーズン(S/S2009)バンチのデリバリーについてと、その次のA/W2009に向けた枠組みに関しての打ち合わせを行ないました。
毎シーズン“エドウィン・ウッドハウス”の新コレクション登場を楽しみにしていただいている皆様に、これからも益々充実したコレクションを(出来るだけ早く!)ご覧いただけるようにスペンサー氏と共に頑張って行きますので、是非ご期待下さい!

NEW COLLECTION

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昨晩東京に入り、今日から3日間弊社本社での打ち合わせやお取引先様への訪問を行ないます。
打ち合わせは来年の春夏シーズンに関するものが中心なのですが、来期“ハリソンズ オブ エジンバラ”ではリニューアルされる3コレクションと、全く新しいコレクションが1つあるので、展開・販促方法など話し合うことが多くあります。
写真は新登場のサマージャケット地で、勿論色柄も全て決定しています。オンタイム向けのウール系サマージャケット地は、ハリソンズでは初めての展開となるのですが、フィーラー(左写真)を見ても「さすが!」と唸らせる高いクオリティーを誇っています。
詳細は後日お知らせしますが、来シーズンの発表に是非ご期待下さい!

MR. JAMES DUNSFORD IN KANSAI

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“リア ブラウン&ダンスフォード(ハリソンズ)”の4代目、ジェームス・ダンスフォード氏が日曜に来日し、今週土曜までの日本滞在が始まりました。
月曜、火曜は大阪・神戸方面のお取引先様にお邪魔し、火曜の夜に東京へと向かいます。
写真は、本日とあるお取引先にお邪魔した時の様子です。

VITALE BARBERIS CANONICO S130'S "REVENGE"

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ここ毎シーズン“BRITANNIC COLLECTION”に収録されている、イタリアを代表する実力派ミル“ヴィターレ・バルベリス・カノニコ(以下カノニコ)”の服地が大変ご好評をいただいておりますが、今季の“PREMIUM SUITINGS(W814)”には新登場のクオリティーが収録されています。
同社では“リヴェンジ”のネームで呼ばれているこのスーツ地は、平均直径16.8ミクロンの上質なウール(S130'S)から紡いだ104番手のヤーンを、経緯とも双糸に使い織り上げらています。
ソフトで滑らかな肌ざわりを実現しながら、ハリとコシに富んだボディーにより仕立て映えも素晴らしく、「“カノニコ”を代表する名作」との世界中のマーケットでの評価にも納得できます。
美しい光沢を放ち、ノーブルな表情を持つこの服地を目の前にすると、思わず気後れしそうになりますが、“カノニコ”の高い技術でしっかりと織り上げられ、デイリーユースにも耐えうる高いパフォーマンスが与えられている為、ビジネスシーンで大活躍してくれます。
“カノニコ”が有名な“E・Z社”の服地を多く委託生産していることは周知の事実ですが、自社ブランドの服地の数々はハイクオリティーでありながらプライスバリューの高さも素晴らしく、特にこの“リヴェンジ”はワンランク上の装いを求める方にお勧めしたい服地です。
右上写真は同社のショールーム&オフィスのものですが、美しくモダンなインテリアは、同社の服地の世界観を反映していると思います。
そういえば、“カノニコ”の本社には数台の最新型“BMW 5シリーズ”(黒塗り)がカンパニーカーとして配置されており、会社訪問時には専属ドライバーの運転で送迎してくれるのですが、先月の訪問の際に乗せていただいた時に「この車の洗練されたデザインと隅々に亘るクオリティーの高さは、“リヴェンジ”に通じるものがあるな...」とふと感じました。
私は、よく物事を車に例えてしまうのが癖のようです。

NARITA AIRPORT

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今、成田空港第1ターミナルの53番搭乗口で、フランクフルト行きANA209便の搭乗開始を待っています。
これからフランクフルト経由でミラノに向かい、17日間に亘る今回のヨーロッパ出張がスタートします。
毎回ながら、長旅を前に浮き立つような、少し不安なような何とも言えない気分になります。
機会がありましたら現地からアップしたいと思います。
右写真の奥に見えているシンガポール航空機の機体は、総2階建ての最新鋭機“AIRBUS A380”のようです。

JIRO & MASAKO SHIRASU

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激動の時代を駆け抜けた「風の男」として知られ、その生き方やダンディズムが、今も注目を集めている白洲次郎。
そして、その夫人にして文学、骨董の世界で自らの「美」の世界を作り上げた白洲正子。
そんな二人が愛用した身の回りの品々や、正子が見出した初期伊万里や信楽の壺などの骨董、そして住居“武相荘”の食卓の再現など約180点を展観し、二人の生涯と暮らしぶりを紹介する展示会が9月23日(火)まで松屋銀座(左上写真)で開催されています。
お取引先様から入場券をいただいたので、私も昨日行ってきました。
会場内は撮影禁止の為、残念ながら展示品の写真はありませんが、白洲次郎ファンである私にとってはたまらない、多くの貴重な品々を見学することができました。
白洲次郎がサヴィル・ロウの老舗“ヘンリー・プール”で洋服を仕立てていたのは有名な話ですが、会場ではヘンリー・プール製のタキシードなども展示されていました。
左下写真は、豊富な写真と共に二人の足跡を紹介する新刊で、会場内でしっかりと購入。右下写真も同じく会場で購入したもので、通常は鶴川の“武相荘”で販売されている絵葉書。
次郎がケンブリッジ大学留学中に愛用し、英国人の親友と共にジブラルタル海峡を目指した大旅行にも使用した“ベントレー3リッター”や、愛用した品々の雰囲気が素晴らしく、思わず買ってしまいました。
今の目標は、未だ訪れた事のない鶴川の“武相荘”の見学なのですが、何とか時間を作って今年中に実現したいと思います。

TOMIOKA SILK MILL ②

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中断してしまいましたが、“富岡製糸場”の話題に戻らせていただきます。
この史跡が誇るのは、日本の産業革命の原点という輝かしい歴史と共に、なんと言っても美しく重厚な西洋建築の数々です。
工場内は「倉庫」、「工場」、「住居」などいくつもの建物に分かれており、その殆どは明治5~6年に建てられたものですが、皆素晴らしいコンディションを保っています。
さて、内部の様子をご紹介いたしますと、左上写真は“乾燥場”の1階部分にある繭の搬入場所で、工場に到着した繭はまずこの建物内で乾燥され、その後右上写真の“倉庫”で保管されます。
そして、いよいよ“操糸”の工程となり繭から生糸が繰られるのですが、内部が一部見学できる“操糸場(左下写真)”は、創業当初フランス式の操糸器300釜が設置されていて、当時世界最大規模の工場だったそうです。
この建物には「トラス構造」という従来の日本にはなかった工法が用いられており、建物内部には柱のない広い空間が保たれています。
また、採光のために多くの窓ガラスが取り付けられている為、工場内は非常に明るく開放的です。
この工場は昭和62年まで実際に操業していた為、現在残っている機械は昭和40年以降に設置された自動操糸器(右下写真)ですが、建物内にいると創業当時の雰囲気を十分に窺い知ることができます。
今回は駆け足の訪問でしたが、ガイドツアーもあるようですのでまたゆっくり行ってみたいと思います。

TOMIOKA SILK MILL ①

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先週末は軽井沢に行ってきたのですが、今まで気になりながらも見学の機会がなかった“旧官営 富岡製糸場”を訪れてきました。
東京から軽井沢に向かう途中、上信越道の富岡インターから約10分の同工場は、明治5年に官営工場として設立され、明治26年に民間企業に払い下げられて以降は昭和62年まで実際に操業していました。
“富岡製糸場”は当時の主力輸出品であったシルク糸を効率的に大量生産する為に造られた日本初の近代工場で、日本の産業革命の原点としてその価値は高く、平成19年に「世界遺産暫定リスト」に記載されるなど、近年は世界遺産登録への機運が高まっています。
工場内部の様子は次回ご紹介させていただきます。